緊急事態!スネール大量発生
メダカや金魚、熱帯魚を飼っていて水槽などを入れている人。気をつけなさい。時に大きく景観を損ねる事態が起こる……。
ただ単に、水槽の底材やら飼育水やらろ過装置を準備して、さあ水槽に魚を入れよう!!
ん~、なんか寂しいなあ。あ、水草入れよう。
良い感じに配置できた時には、(勝手な妄想だけど)魚も喜んでる(だろう)!!
それから数日して、入れた記憶のない巻貝がいる……。
小さい巻貝。いわゆるスネールというやつ。
この呼び方では巻貝全般という意味があるので、俺の水槽に大量発生してしまったのはおそらくモノアラガイというやつ。
気づいたらそれなりに大きいのから、ゴマ粒よりも小さい幼体までぽつぽついる。
ジェックスというメーカーが発売している巻貝捕獲器「貝とーる」を入れているが、やりそこはすべてのスネールを捕獲するのは難しい。
というわけで、スネールを駆除してくれるであろう魚を探したわけ。
エビとかが食べてくれるかなと思ったら、そんなことなかった。
ネットで探してみたら、いるもんだなあ。
アベニーパファーという魚。
なかなか写真撮るのが難しくて、画像が荒くなってしまったけど、
見た目はフグに似ている。というか、フグ。丸っこくてかわいらしい魚。
この魚がどうもスネールを食べてくれるようだ。水槽が小さいからとりあえず一匹だけ入れてみた。
まあ、環境が急に変わったからすぐに食べてくれるとは思わないけど、
これで様子を見てみようと思う。
ちなみに、さっき紹介したジェックスの「貝とーる」はなかなか取れる。
何にしても、大量に発生する前に処置をしないと後々大変なことになるということ。
一回、水槽リセットも考えたけど、これも環境がガラッと変わってしまうから、生体への影響が心配。
アベニーパファーにとっては寝耳に水で大変かもしれないけど、
これでちょっと様子を見ようと思う。
アベニーパファーを入れてどうなっていったかはそのうち報告しようと思う。
不親切な飼育記事はいらない
俺は現状、金魚(金魚MIX、丹頂)、ネオンテトラ、ベタ、レオパ、ハムスターを飼育している。
ネットの友達からは、「そんなに飼って大丈夫?」と言われたけど、今のところは特に問題もなく、飼育できている。
これらを飼育するにあたって、当然色々調べて、必要なものをそろえた。念入りに準備をして飼育に臨んだ。
ちょっと話は外れるけど、部屋の大掃除をしたときに大半の本を処分した(売った)。今の俺の部屋には本はほとんどない。フィギュアも持っていたけど全部売った。
今の印刷業界には大変申し訳ない話だけど、部屋になるべく本を置きたくない。理由は単純で、かさばるから。
書籍を買うときはすべてスマホかタブレットに入れている。そのほうがかさばらないしスマートだと俺は思っている。
さて、話を戻すと、書籍よりもネットにあふれんばかりに存在するサイトから情報を引っ張ってくるわけだが、どうにも不親切なのだ。
金魚の水槽には投げ込み式の浄化装置と外掛け式の浄化装置を置いている。一つでも十分だと思われるかもしれないが、
俺にしてみれば十分ではなかった。これはただ単に俺の性格的な部分が関係していて、水が汚れているのが好きではないからだ。
浄化装置を二つ付けていると、どういうことが起こるか最近判明したのだが、水が茶色くなる。
浄化装置を作動させてから数日たつと、浄化装置のフィルターが茶色くなってくる。これはバクテリア。
このバクテリアがいるかいないかで、水槽の水の質は全然違う。水槽内の汚れや金魚のフンを分解してくれる役割を持っているのが、バクテリア。
バクテリアが少ない水槽はすぐに汚れが堆積してしまい、金魚も病気になってしまう可能性がある。
俺の金魚飼育に関しての知識不足と経験不足が影響を与えている事象がある。それがフィルターの目詰まり。
特に外掛け式のフィルターがやたらと詰まる。交換して数日で流れが悪くなる。
これはただ単に俺がエサを与えすぎているせいなのだが、ここは経験不足。5分程度で食べきれる量を把握していないというのがある。
食べられなかったエサはその後、水槽内で分解される。要は粉々になる。それが汚れの原因の一つになる。
フィルターの目詰まりは飼育水で洗う、もしくはすすぐ。
水道水にはカルキ(塩素)が含まれているので、水生生物には毒なのだ。これは金魚のみならずバクテリアも同じ。
ここで、ネットでありふれた情報の中からフィルターの清掃方法を引き出そうとするのだが、どこもかしこも「飼育水」で洗うと書いてある。
正直、不親切。
「飼育水」と一言で言っても、「現状、金魚達が泳いでいる水槽内の水」なのか「現状金魚達に泳いでもらうために用意した水」なのかがはっきり書かれていない。
金魚達が泳いでいる水を拝借してそれで洗うのか、
水替えなどで用意する金魚の飼育環境に合わせた水を使用するのか。
「そんなこともわからないのか」と言われる筋合いはない。
だったら、どっちだか書け。詳細を書け。
ここで俺が導き出した回答は、水槽の水替えとフィルターの交換を同時に行ってはいけない。これは水質が変わり金魚の体に負担がかかるから。
当然、フィルターの清掃をすれば水質は変化する。
現状、金魚達が泳いでいる水を拝借するということはその分水槽の水が減るということ。この水を使うのであれば、バクテリアは減るがバクテリアへの影響は少ない。
足し水をしなければならなくなる。ここでまた水質が変わる。
金魚達が泳いでいる水を拝借する+フィルター清掃=バクテリアは減るが残留バクテリアへの影響は少ない。しかし足し水をするので水質に変化がある。
そもそも水を拝借して水を入れなおす=水替え。上述の通り、水替えとフィルターの交換は同時に行ってはいけない。交換するわけではないが、明らかに水質変化大きい。
飼育環境に合わせた水を用意すると、バクテリアは減るが残留したバクテリアへの影響は水槽の水を使うよりも大きいが桁外れに値が違うわけではない。
フィルター清掃後に水を入れることもないから、水替えとフィルター交換の同時作業にならない。
結論、飼育環境に合わせた水を用意してフィルター清掃を行う。
この記事を書いた後、実践する。
何にしても経験則が必要になってくるわけだけど、ネットにある情報がすべて正しいと思ってはいけない。
足らないことも多いし、書いてあることもバラバラだし。
命は重い。だからこそ、飼育に関して何かをするのであれば責任を負う。
自分がやったことで命が失われたら、その場で終わりではなく永久に刻まなくてはならないと思っている。
メダカは失敗してしまったけど、失ってしまった30匹以上のメダカは俺の中にずっと残ってる。
結果として俺はメダカの飼育に向いていないということがわかり、メダカには手を出さないようにした。
自分で考えたものをやって、しくじったら自分の責任。
情報サイトの通りにやって失敗したら情報サイトの責任。
もう一回言う。
命は重い。
重いからこそ、飼育記事も責任をもって書いてもらいたいものだ。
レオパードゲッコーの火輪さん~レオパについてのアレコレ~(2)
レオパの火輪さんはすくすく成長している。
この記事を書いている前日に脱皮をしたらしく、今日見てみたらきれいな黄色になっていた。
いろいろなレオパに関する記事を読んでいると、脱皮前後は食欲がなくなるそうだ。
この記事を書いている日、いつものようにご飯を与えようと、休日に仕入れたイエコ(ヨーロッパイエコオロギ)の準備をしていた。予定では8匹ぐらい与えようとしていた。
以前、イエコを食べさせたときにイエコの後ろ足が邪魔で食べづらそうにしていたから、後ろ足をもぎ取って、カルシウムパウダーをダスティングした。
ピンセットでイエコをつかみ、火輪さんの目の前に持っていったが全く興味を示さず、一回食べようとしてけど、イエコにうまい具合にかわされ食べられなかった。それからというもの全く興味を示さなかった。
イエコを処理して、ドライフードに切り替えたけど、やはりこれも食べなかった。
そして、火輪さんを見てみると、昨日はちょっと白っぽかった身体がきれいな黄色になっていたので、そこで初めて(ああ、脱皮したんだな)を思った次第。
ただ、イエコについては数日前から全くと言っていいほど興味を示さなくなっていた。食べるのはドライフードかミルワーム。
ミルワームは食いつきが非常によく、よく食べる。12匹ぐらいは平らげるのだが、ここで問題が出てくる。ガットローディングをしているが、そこまで栄養がいいかといえばそうでもない。
ガットローディングというのは、生餌に栄養を付けるために事前に何かを食べさせておく。例えば、ミルワームの場合は煮干しや野菜類を与えておくと、その分栄養が付く。それを食べさせることで、レオパ自身にも栄養が付くというもの。
また、ミルワームは栄養的に偏りがあり、カルシウムの吸収を妨げるリンがイエコに比べると多いという。ダスティングをしようにも表面がツルツルしているせいかパウダーがなかなかミルワームに乗らない。
一応、ケージの中には、いつでもカルシウムが補給できるようにカルシウムパウダーを入れた皿を置いてはいるが、それを舐めとっているかどうかはわからない(レオパが夜行性であるという点+さすがに深夜帯に確認ができない)。
そういった意味でもダスティングがしやすいイエコが生餌としてはベストなのだが、どうも興味がわかなそうなときはドライフードにしている。
ドライフードは栄養バランスも良く、経済的だから使っていきたい。しかし、火輪さんが興味を示さなければ全く意味がない。
なにかの記事で読んだが、ミルワームでも十分に育つらしい。ただ、その与えているミルワームはカッドローディングをしている前提のミルワームだ。
改めてミルワームをガットローディングさせるために色々方策を考えなければいけないのかもしれない。ミルワームを何かのケースに入れ、程よい感じに野菜や煮干しを与えるといった方法。
火輪さんには滞りなく、成体になってもらいたいし、長生きもしてもらいたい。
最後まで育てるという覚悟はとっくにできている(じゃなければ飼わない)。色々試行錯誤をして火輪さんを立派なレオパに成長させたいと思っている。
ジャンガリアンハムスターの喜雨くん~ハムスターのアレコレ~
先日、レオパードゲッコーについて、色々と書き連ねたが、今回はハムスターについて書き連ねようと思う。
ハムスター個体の値段はピンキリだけど、ほかの小動物に比べると安いので、子どものお年玉やお小遣いでも購入することができる……
と言っても、命を預かるのだからそれなりの覚悟と準備が必要になる。
エサや病院代、飼育環境にお金がかかるということを念頭において購入をしなくてはならない。
これはハムスターに限らずどのどうぶつでも言えること。
そのどうぶつの寿命が尽きるまで面倒を見続けなければならない。毎日やらなければならないこともあるし、病気になったらちゃんと病院に連れて行かなければならない。
それができないのであれば、どうぶつを絶対に飼ってはならない。
ハムスターは寿命が1~2、長くても3年くらいしかない。
こちら、俺が飼っているジャンガリアンハムスターの喜雨(きう)。暑い日が続き、唐突に涼しい雨が降ってきた日にうちにやってきたから、「喜びの雨」ということで名付けた。
2021年5月3日に生まれた、まだ赤ちゃんと言ってもいいくらいの年齢なのだが、ハムスターの中に流れている時はとても速いようで、大人のハムスターのそれだ。
大好物はひまわりの種とミルワーム。エサ皿に入れていると、真っ先にそれらを食べ始める。
最初、喜雨は市販のハムスターケージで飼っていたのだが、とある事情で今は水槽暮らしになっている。
必ずしも、ハムスター専用のケージで飼わないといけないわけではない。それなりに準備をすれば水槽でも問題ない。
虫かごは?と聞かれたら、あまりお勧めはしない。病院へ連れて行くときの運搬用としてはいいかもしれないけど、普段の飼育で虫かごというのはちょっとかわいそうな気がする。これは、俺個人の感想だけど…。
さて、ハムスターもレオパードゲッコーと同じく、夜行性もしくは薄明薄暮性。だから、活動を始める夕方~夜あたりに色々お世話する。
トイレの掃除。おしっこのにおいをトイレの砂につけておくと、そこをトイレと認識しておしっこはトイレでしてくれるようになる。ウンチはそこらへんにしてしまうけど、時々トイレの中でウンチすることもある。たまたまなんだろうけどね。
飼い始めてから何日間かは、トイレの砂はおしっこしたところをすべて取るよりも少しだけ残しておいたほうがいいかもしれない。
喜雨はトイレを初日で覚えてくれたのですごく助かった。だから1週間に一回、トイレ自体を掃除した後でもちゃんとトイレでしてくれる。
よくSNSとかで見るハムスターは明るいところにいる。まあそりゃあバエるためには明るいところで撮らないといけないわけだけど、基本的に暗いところのほうが好きなので、俺は無理に喜雨の写真を撮ろうとは思わない。
まだうちに来てから1か月ぐらいだし、俺の手にもあまり馴染みがないようで、噛んでくることもあるから無理にあれこれしようとは思わない。
ケージ内の狭い空間ではあるけど、その中ではある程度好き勝手やってくれて良い。いつ起きて、いつご飯を食べようが全然かまわない。ご自由にどうぞスタイル。
だけど必ず1週間に一度はケージの中をきれいにする。トイレとエサ皿と水飲みは毎日。砂浴び場とローラーは1週間に一度ケージ清掃と同時にやる。
エサはペレット。ひまわりの種が主食だと勘違いしてる人が多いけど、あれはおやつ。エサと一緒に何粒かを与えてやる。ひまわり以外にもいろいろなおやつが売っている。値段もそんなに高くないから、自分のハムスターがどのおやつが好みなのか試してみるのもいいかもしれない。全然食べなかった奴は無駄になっちゃうけどね。人間もそうだけど、好き嫌いはあるからね。
温度は20~26度が適温。30度を超えると熱中症になる可能性があり、体が小さい分、命の危険になりかねないので、夏はクーラーをかけて室温を下げてあげたほうが良い。また湿度は40~60%が適している。ハムスターが水をガブガブ飲んでいる時は乾燥していて相当のどが渇いているか、何か病気になっているサインなので水を交換するときにどれくらい量が減っているかを観察する必要がある。
これを書いているのは午前中なのだが、今ふと後ろを振り返ってみたら、喜雨が水を飲んでいた。寝ている最中にのどが渇くことは人間でもあること。しばらくしたらまた寝に戻る。
夏を涼しく、冬を暖かく、そして足が滑らないように床材を敷いてあげる。だいたい2~3cmくらいの厚さに敷いてあげたほうが良い。
床材にはいろいろな種類がある。広葉樹チップ、綿、紙製、キッチンペーパーを割いたもの、新聞紙を割いたもの……。
最初、喜雨のケージには広葉樹チップを敷いていたけど、個体によってはアレルギーを持っている子もいるので、紙製が一番無難。喜雨は広葉樹チップの時にやたら身体を搔いていたので、紙製の床材に変えてあげた。
キッチンペーパーや新聞紙をシュレッダーにかけたぐらいに細くしたものも床材としてはいいかもしれない。ただ、新聞紙はカラーのページは避けてあげる。黒のインクが身体について汚れるかもしれないけど、なかなか新聞紙は良いと思う。
砂浴び場はケージの大きさを考えて、置くか置かないかを決めていい。必ずしも砂浴びをさせなければならないわけではないし、あまりきれいな話ではないが、トイレの砂で砂浴びをすることもある。砂浴び場は時たまその中でおしっこしてしまうこともあるが、その時はおしっこした部分を取り除いてあげる。
ハムスターは歯が伸びる。なので硬いものを与えて歯を削る必要がある。かじり棒をケージの中に入れてあげるとそれを時たまかじる。硬いおやつもあるのでそれを与えてもいい。ただおやつの与えすぎには注意すること。かじり棒が一番良い。かじることでストレス発散にもなる。
あとはローラー。これは運動不足解消のために、ぜひ入れてあげてほしい。あまり運動不足だと筋力が弱くなってしまったり、肥満のもとになってしまう。
このローラー。なるべく「静音タイプ」のものを選ぶことをお勧めする。なぜなら、先ほども書いた通り、ハムスターは夜行性もしくは薄明薄暮性。つまり夜に活動を始めるので、飼い主が寝ている間にエサを食べたり、かじり棒をかじったりするし、ローラーでとことこ走る。
正直、静音タイプではないローラーはうるさい。俺は寝るときにASMRを聞きながら寝るのだが、カナルタイプのイヤホンでもローラーの音が聞こえてくるくらいにはうるさい。
俺はハムスター(喜雨)もレオパードゲッコー(火輪)も自室で世話してる。火輪は静かだけど、喜雨はごそごそ、カラカラ、色々やっているので音がどうしても出てしまう。
自分の安眠のためにも静音タイプをお勧めする。ただ、それ以外の音は聞こえてくるけどね。だからこその寝るときに何かを聞きながら寝る、もしくは耳栓をする。ということで解決に導かせる。
どうぶつをただでさえ狭い空間に入れている。まあ自由に動かれてどこ行った?ってならないためには必要なことなんだけれども、どうぶつにとってはそれだけでもストレスなる。それなのに、ケージの中でも制限されてしまっては可哀想すぎる。だから、せめてケージの中では自由にさせてあげるのだ。
さて、もともとハムスターケージで飼っていたのに、なぜ水槽にしたかという話をさせてもらう。
ハムスターケージには金網の部分があった。そこに水飲みボトルだとかローラーを取り付けられたのはよかったのだが、それをかじってしまうという問題が出た。もちろんかじり棒を入れていたのだが金網をかじってしまう。あまり金網をかじりすぎると、金網がボロボロになってきて、そのボロボロがハムスターの口の中に傷を負わせてしまう可能性があった、だから水槽に変えた。まあ、そこで色々お金がかかってしまったのだが、喜雨のことを考えたら安いもんだ。
今までのケージより広くなったから、砂浴び場を置けるようになったし。まあ結果オーライってとこか。ただ、水槽飼育で気を付けなければならないのは、風通し。いくら水槽の上が開いているからと言って四方はガラスで囲まれているわけだけら、当然風通しは悪い。小さめのファンを付けて空気の流れを作ってあげている。もともとは金魚などの水温を下げるためのものだったけど、これがなかなか役に立っている。
ちょっと長すぎたので、一回ここで切るけれど、何かまた書くことがあったら別記事で書いていこうと思う。
レオパードゲッコーの火輪さん~レオパについてのアレコレ~
8月6日から飼い始めたレオパードゲッコーの火輪さん(かりん・性別不明)。
性格は臆病でよくシェルターや何かの陰に隠れていることが多い。
時たま、かわいらしい顔をこちらに向けてくれる時もある。
今回はレオパードゲッコーを一か月飼ってみて思ったことを書き連ねていこうと思う。
これはご飯を食べて満足している様子の火輪さん。
レオパードゲッコー(レオパ)は、夜行性、もしくは薄明薄暮性なので、活動するのは暗くなってきてから。それ以外はだいたいシェルターの中で寝てることが多い。
そういうこともあってか、カメレオンやフトアゴヒゲトカゲなどと異なり、紫外線の照射は必要ない。
部屋の電気が明るくてもなかなかシェルターから出てこないので、夜になったら部屋の電気を暗くしている。
火輪さんは木を模した置物の陰に隠れて寝ていることが多い。よっぽどお気に入りの場所なんだと思う。
もともとの原産地は砂漠とか乾燥しているところなので、水分はあまり必要ないみたい。ほんの少しペロッと舐めて飲む程度でガブガブ飲むことはない。
9月9日ごろに飼い始めてから2回目の脱皮を俺が寝ている間に済ませていたんだけど、その時はウェットシェルター(シェルターの上に水を入れるところがあって、シェルター内の湿度を高めにする)の中にいた。
適性湿度は50~70%くらい、気温は25~35度ぐらいまでかと思われる。
脱皮をするときは、器用に手や口を使ってぺりぺり脱いでいく。脱いだ皮は食べてしまう。
あまり乾燥しすぎていると、皮が乾いて締め付けられてしまい、指先などに血液が行かなくなり、壊死・欠損してしまうこともあるので、湿度には気を使ったほうがいい。
なので、ウェットシェルターもしくは、ちょっと小さめのタッパーに出入りできる穴をあけてあげて、その中に濡らしたキッチンペーパーや水苔を入れてあげればOK。
1回目の脱皮したときはエサを全く食べなかったんだけど、2回目の時は食欲旺盛だったから、一概に脱皮前後に食欲がなくなるというわけではなさそう。
尻尾に養分・脂肪をため込むため、尻尾がぷっくりしてくる。飼い始めた当初よりもぷっくりしてきた。
主食はお店で何を食べさせていたかによって変わってくる。
コオロギを食べさせていればコオロギだし、ミルワームを食べさせていればミルワーム。
ただ、コオロギはなかなかいい値段するので、できればコスパがいいドライフードに慣れさせたほうがいいと思う。
最初から無理やり食べさせようとすると、ストレスになってしまうから徐々に慣れさせたほうがいい。
ドライフードであれば栄養面は心配いらないけど、コオロギやミルワームはカルシウム粉末などをまぶしてから与える。これはカルシウム不足からくるクル病防止のためでもある。
火輪さんは最近、コオロギよりもミルワームのほうが気に入ってる模様。ドライフードも食べてくれるけど、食べ方があまり上手ではない。
エサを食べた後は暖かいところに移動してお腹を温める。これは消化促進をするために必要な行動。
上の写真(火輪さん(2))はちょうどお腹を温めているところ。
火輪さんはビビりなので、こういう機会でないと写真が撮れない。
糞は正常であれば、葉巻型の濃い茶色をした糞、同時に白い丸っこい塊を排泄する。この白い丸っこい塊は尿酸、つまりおしっこだ。両方とも塊だから非常に処理が簡単。
火輪さんはまだ幼体なのでケージ内の床材にソイルやサンドを使用していない。キッチンペーパーを使っている。レオパは決まったところに糞をする修正があるので、糞をしたところのキッチンペーパーだけを交換すれば済むので非常に楽。
幼体に限らず成体になっても床材にソイルやサンドを使用するときには注意が必要。むしろ、幼体の時にソイルやサンドを使うことは避けたほうがいい。誤飲する。
成体になれば少し誤飲しても、糞と一緒に排泄されるが、あまりに多い量を誤飲した場合は腸閉塞になってしまい、命に関わることになるので、エサを床に置くのではなく、ディッシャーに入れたり、ピンセットで給餌するほうが安全だ。
爬虫類なので自分で体温調節ができない。だからケージ内で温度の低いところと高いところを用意してあげる必要がある。
ケージの1/3~1/2くらいにヒーターを設置してあげると、その時の気温に応じて行き来する。
これから冬に向けて、ケージの上に置くタイプのヒーターを用意してあげる必要がある(寒さ対策)。あとは乾燥するから湿度管理には十分気を付けないといけない。
これは個体差があると思うのだが、ハンドリング、つまり手に乗せることもできるのだが、火輪さんはなかなか乗ってくれない。
1か月たって手に乗せたのは3回くらいしかない。
人慣れが早い個体だと手を差し出せばすぐに乗ってくる。
ただどういった性格だろうと気を付けなければならないのは極端なストレス。
ケージの環境が変わっただけでも大きなストレスになり得るので注意したほうがいい。
尻尾を握るように持ってはいけない。これはレオパにとって非常にストレスのかかること。
最悪、トカゲのように自分の尻尾を自切(自分で切ってしまう)してしまう。一回尻尾を自切してしまうと、再生はするものの不格好な形になってしまうので要注意。
あとは極端なストレスを与えると、拒食になったり、吐き戻しをしたり、糞が下痢気味になったりするので、ここも注意が必要。
火輪さんは飼い始めた当初と1か月後とでケージが変わっている。もちろんレイアウトも変わっているから、そういうったところでストレスは少しはあったようだけど、拒食も吐き戻しも下痢もしていないから、安心した。
火輪さんになるべくストレスを与えないように気を遣っている。そして時間的なものはしっかりとメリハリをつけたほうがいいと思う。
要は明るいうちは睡眠、起きるぐらいの時間(日が暮れてきたあたり)でケージ内の糞と尿酸の処理と飲み水の入れ替えをして、夜(活動時間)にエサを与える。あとは気ままに過ごさせる。
あくまでこれは俺の飼育環境だから、すべてのレオパがこうして飼育しなければいけないわけではない。
ただ、人間と同じようにバイオリズムがあるので、それを大きく乱してしまうようなことはやめておいたほうが、レオパの健康的にも良い。
寿命は長く、ちゃんと飼育してあげれば15年は生きるようだ。俺も火輪さんが長生きできるようにしっかりと飼育して長生きさせてあげようと思っている。
火輪さんを飼い始める前にたくさん調べて、必要なものを買いそろえた。
それでも知識はまだまだ足りないし、いざというときの対処法も構築できていない。
飼うにあたってもっとも重要なのは爬虫類を診てもらえる動物病院を探すこと。何かが起こってから探すと手遅れになりかねないから、あらかじめ探しておくことを強く強くお勧めする。
レオパは細かく種類があり、それぞれ、特にアルビノ系は通常のレオパと飼育が異なることもあるのでやはり事前に調べておくに越したことはない。
あと種類によって値段もピンキリなのでそこは自分のお財布と相談して、自分の気に入ったレオパを育てるのが一番いい。
火輪さんを飼育していて思ったり、感じたり、発見があったらその都度、このブログに書き記していこうと思う。